皆さま、こんにちは!
先日、京都市上京区にある本法寺へ行ってまいりました。
本法寺は永亨8年(1436年)に日新が創建した日蓮宗の寺院です。
裏千家や表千家といった茶道の家元に隣接し、茶道とゆかりの深いことでも知られ、
江戸時代の芸術家、本阿弥光悦作庭の「巴の庭」や、
桃山時代~江戸時代初期の絵師、長谷川等伯のゆかりの寺でも有名で京都の芸術家とゆかりが深いことでも有名です。
お寺めぐりで芸術にも触れられるということで、とっても楽しみに向かいました。
本法寺(ほんぽうじ)
本堂横には長谷川等伯像があります。
本法寺は天明8年(1788年)の大火で類焼し、現在の諸堂はその後に再建されたそうです。
多宝塔
開山堂
開山堂は日新を祀っているお堂です。
いよいよ、楽しみにしていた名勝「巴の庭」へ!
宝物館では長谷川等伯の「佛涅槃図」複製を鑑賞できます。
拝観料は通常時は大人500円で、毎年3月14日~4月15日の春季特別寺宝展期間中は大人1000円。
入り口にはスリッパが置いてあり、「床が冷たいのでスリッパをどうぞ」と受付のお寺の方はとても親切。
写真撮影に関して伺うと、お庭は撮影可能で館内の展示物は全て写真撮影不可とのことです。
早速「巴の庭」へと進みます。
途中の廊下がとても良い雰囲気。
巴の庭
1799年に出版された都林泉名勝図会には絵図には巴の庭と記され、説明されている文面では「三巴の庭」と残っているそうです。
冬ということもあって、真ん中にある蓮池の蓮は見ることが出来ませんが、きっと時期になると美しいことと思います。
お庭鑑賞を楽しんだ後は、宝物館に長谷川等伯作「佛涅槃図」(複製)を鑑賞します。
1階と2階から原寸大複製(縦約10メートル、横約6メートル)を鑑賞できます。
とにかく大きく、表具の裏には日蓮聖人以下の諸師や本法寺歴代住職、祖父母・養父母・子息久蔵などの供養銘が記されているそうで、
悲しむ人々や動物が描れており、先立った人々への哀悼と供養の想いで描かれているのだとか。
館内に絵図の中に等伯も描かれていると書いてあったので探して見てみると、等伯の悲しみや苦しみが伝わってきました。
複製ですが非常に印象に残る絵図でした。
真筆の佛涅槃図は毎年3月14日~4月15日の春季特別寺宝展で展示されているそうです。
本法寺は桜のスポットでもあるそうなので、桜シーズンに訪れるのも良さそうですね!
本法寺
住所:〒602-0061 京都府京都市上京区本法寺前町617
2月も半ばに入り、気が付けば梅の季節到来ですね!
散歩がてら京都御苑へ行ったところ、梅が咲き始めていました。
春の訪れを感じますね~。
蝋梅も咲いていました!
マスク越しにも良い香りがしてきて、癒されます♪
まだまだ寒い日が続いておりますので、くれぐれもご自愛くださいませ。
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