伏見稲荷大社

伏見稲荷大社・お山めぐりコース

京都の洛南エリアにある伏見稲荷大社のコースです。

伏見稲荷大社はトリップアドバイザーの外国人が選ぶ
日本の観光地第1位にも選ばれている大人気の観光スポットです。
赤い鳥居の映像などでもうご存じの人も多いのではないでしょうか。

それでは伏見稲荷へのアクセス方法です。
京都駅から行く場合はJRで行くのが乗り換えもなくおすすめですよ。
また、もしお時間のある方はJR京都駅から1駅目の東福寺駅で降りて
東福寺観光をしてから伏見稲荷へ行くのもありかもしれません。

【JRだけで行く方法】

JR「京都駅」から奈良線に乗り、奈良・城陽行に乗車

「稲荷駅」下車

【JRと京阪電車を乗り継いで行く方法】

JR「京都駅」から奈良線・奈良又は城陽行に乗車

JR「東福寺駅」下車→京阪電車に乗り換え

京阪電車「東福寺駅」普通又は準急 淀屋橋行乗車

京阪電車「伏見稲荷駅」下車

伏見稲荷だけ行く場合はバスも便利です。乗り換え無しで行けます。
バスは季節や道路状況は混み具合によって遅れる場合があります。

【市バスで行く方法】
京都駅バス乗り場から南5系統(所要時間15~20分)/  急行105系統(所要時間15~20分)→「稲荷大社前」で下車します。
※急105は京都駅八条口のバス停にも停まります

こちらのコース お山めぐり(おやまめぐり)へ行かれる方は階段の多い山道を登ることになるので、
歩きやすい靴で行かれるのをおすすめします。

お山めぐりとは、稲荷山は山自体が神域で千本鳥居をくぐり稲荷山を山頂まで参拝し一周するコースのことを言います。
所要時間はゆっくりと参拝しながら行く場合は約2時間程度、急ぎ目に行くと約1時間前後で一周できますよ。
個人的な話になりますが、私は健康維持のために毎週1~2回は稲荷山に早朝訪れ一周していました。
私と同じように朝早くから犬と一緒にお散歩されたり、運動のため来られている近所の方もいらっしゃったり
地元の方達から愛されている山なんです。
ちなみに運動のために一周する時は、早朝なので人が少なく早歩きで一周約40分程度でした。

時間の無い方や、体力、歩くことに自信のない方は本殿の参拝だけでも
周辺にお店などもたくさんあるので十分楽しめると思います♪

それでは伏見稲荷大社・お山めぐりへ出発しましょう!

まず伏見稲荷大社ですが、表参道と裏参道があります。
JRで行くと表参道、京阪で行くと裏参道に着きます。

こちらはJRの駅です。

裏参道は京阪電車「伏見稲荷駅」から行くとあります。約5~7分ほどで本殿に到着します。
下の写真は京阪電車淀屋橋方面のホームです。
鳥居のイメージですね!

今回はJR稲荷駅の表参道から行ってみます。
稲荷駅の真向かいには一番鳥居があります。

参道を進むと先にもう一つ赤い鳥居、二番鳥居があり、その奥に楼門があります。

こちらは境内の案内図クリックすると新しいページで拡大して見れます。

この日は朝早くということもあり、大変空いていますが
午前8時を過ぎると徐々に混雑してきて鳥居で大渋滞ってことも(汗)

伏見稲荷大社の起原は西暦711年に秦伊呂具(はたのいろぐ)が、伏見山の三ヵ峰に三柱を祀ったのがはじまりといわれ、
秦伊呂具が餅を的にして矢を打ったら、その餅が白い鳥に変わり山へ飛んでいき、
そこに稲が生えたことからイナリを社名にしたとのこと。
現在では全国に約3万社ある稲荷神社(お稲荷さん)の総本宮。

楼門をくぐり中へ進むと、右下が外拝殿、その奥に本殿があります。
本殿、内拝殿、外拝殿、楼門、外拝殿などの社殿は重要文化財にも指定されています。

鳥居の形をした絵馬、願掛け鳥居。
こちらはキツネ絵馬。 好きな顔を描ける絵馬なので、とっても個性的!センスの良い絵馬もありましたよ!

こちらが内拝殿(本殿)で、1499年に復興されたもの。
下の写真は1月1日の初詣の様子。早朝でこのぐらいの人の多さですが、
日中は近畿圏だけでなく全国からも初詣に訪れる人が多く、
近隣では臨時駐車場があちらこちらに設置されるぐらい混みあいます。

こちらが本殿です。

それでは、お山めぐりへ行きましょう♪

伏見稲荷のお使いはキツネなので、キツネがお出迎え。

伏見稲荷大社の御利益ですが、五穀豊穣や商売繁盛などの守護神として信仰されています

千本鳥居の始まり。

朱色の鳥居は千本鳥居(せんぼんとりい)と呼ばれています。
千本鳥居は奉納されたもので、奉納するには一番小さい5号のもので21万円~最大16号で160万~となっていました。
奉納された鳥居の裏側には会社名や個人名が書かれているので、
帰り道は鳥居に刻まれたお名前などが見られます。中には相当古い鳥居も。

伏見稲荷大社は24時間参拝自由なので夜中に来ることもできるんですよ。
鳥居などはライトアップされていますが、山の中なので暗くてちょっと怖いかも(汗)

少し先へ進むと道鳥居の道が二手に分かれていて、右側通行なので右側を進みます。
戻ってくる場合は左側から戻って来ることになります。

下の写真の風景、混んでる時間なら人がいない写真を撮るのは難しいですが
早朝なら人が少ないのでシャッターチャンスを狙えますよ!

2005年のハリウッド映画【SAYURI】で伏見稲荷大社の千本鳥居もロケ地のひとつだったので
海外の人はそれで知っている人も多いのかも?

もう少し先へ進むとおもかる石というのがあります。
灯籠の上に丸い石が置いてあり、その石を持って想像よりも軽ければ願いが叶い、
逆に重ければ願いが叶わないといわれているんです。

さっそく持ち上げてみましたが・・・う~ん、想像通り重く感じました(汗)
次回またチャレンジしようと思います!
皆さまも是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか♪

この先少し進んだら、鳥居のルートから小道に入る所があったのでちょっと見てみると、
竹乃下道という竹林の道があります。

たけのこが生えていました!

竹林を進むと京阪藤森駅方面につながっているそうです。
今回はこの先へは進まず、鳥居のルートに戻ります。

話は変わりますが、稲荷山のお手洗いはそれほど多くないので
境内マップの写真でお手洗いの場所をご確認くださいね。
こちらが境内のマップです。クリックすると拡大します。

階段が続くので、暑い日はかなり体力が奪われます。
普段から運動慣れしている方は大丈夫と思いますが、
登り階段は慣れていない最初のうちはかなり疲れました(汗)
皆さんも無理しないようにしてくださいね。

しばらく進んだ先に熊鷹社とその裏にある池が新池といいます。

新池は別称、谺ヶ池(こだまがいけ)と呼ばれていて、池に向かって手を打ち、
こだまが返ってきた方向に手がかりがあるといわれる、ちょっと不思議な池。

しばらく登って行くと、四ツ辻に到着です。

四ツ辻からは京都市内が一望出来てとても気持ちが良いです。 ベンチやお店などもあるので、ここでちょっと一息つけます♪
四ツ辻でUターンされる方も多いです。 時間や体力に余裕がない場合はここまでというのも選択肢の一つかなと思います。

ここ四ツ辻にあるお店【にしむら亭】さんは俳優の西村和彦さんのご実家なんです。
おうどんや、お蕎麦、甘いもの、飲み物などを提供しているお店で 私も暑い夏の日に訪れた際に飲み物をこちらで飲みました。
この日は早朝ということもあり残念ながらまだ営業時間前。

さあ、四ツ辻から先の1周しましょう!

道が二手に分かれていて一つがにしむら亭さんの横の道を上に上がる階段。
もう一つはこちらの下りの道を行くルートです。

どちらのルートを行っても四ツ辻に戻って来ることになります。

それでは、今回は下りの道から時計回りで行きましょう!

少し進んだ先に眼力社があります。
眼力社とは古くから「眼の病が良くなる」、「先見の明・眼力が授かる」御利益があるといわれ、
多くのご商売人や、企業経営者、相場関係者の方たちが訪れているそうです。

稲荷山ですが、同じような鳥居の道が続き、分かれ道などあってちょっと迷いそうになるかもですが、
その様な場所には大体看板があるので、チェックしていれば大丈夫です。
時々外国人の方からは山頂はどっち?と聞かれることもありますね~。

こちらの階段が時計回りのルートでは私は唯一の難関と思います。結構しんどいです(汗)
上まで行く途中に若い人でも立ち止まって一息つく人も多いですね。

早朝はこの辺りで、木々の合間から朝日が見れることも!

山頂の一ノ峰に到着!

山頂ですが、想像していたのは見晴らしが良く、開けた場所なのかな?なんて思っていましたが
稲荷山は神聖な場所だけに、普通の山頂とは違った感じでした。

さて、四ツ辻方面へ行きましょう。

今度は鳥居の裏側を見て歩きます。
知ってる会社名などもあるかも?

四ツ辻まで戻ったら次は、来た時と反対方向から戻りましょう♪

早朝はまだ灯籠に光が灯され幻想的。

おや!猿が!!
お母さん猿かな?子猿と一緒にいました。
野生の猿のようです。猿に注意のような看板も出ていました。
ちなみに私のすぐ足元まで来たので、目を見ると攻撃してくるというのをどこかで見たのを思い出し
シッシと振り払ったら大丈夫でした(汗)
見た目は可愛いけれど、子猿を守ろうと攻撃的になることもあるというので
皆さんも行かれた際は近寄らないようにしてお気をつけくださいね。

途中に腰神不動神社というのがありました。

足腰の神様を祀っている神社です。私は歩くことが好きなのでお参りしました。

帰りは裏参道から戻ります。
裏参道は露店や飲食店などがたくさんで賑やかで楽しい通りですよ♪
朝早くはまだ人が少ないですが、昼間はかなり賑わいます。

昼間の様子がこちら↓

裏参道には屋台や伏見稲荷名物のスズメの丸焼きを提供しているお店なども!
縁日ではなくてもお祭り雰囲気で楽しめます♪

話は変わりますが、京都は和食というイメージがありますが意外にもパンとコーヒーの消費量が日本一なんです。
あちらこちらに美味しそうなパン屋さんがあるんですよ。
伏見稲荷の裏参道にもパン屋さんがあるので、訪れた時には時々買っていました。

こちらのお店の名前はルナールさん。

なんと全品100円という安さなのに、一つ一つ丁寧に作られている感じで美味しかったです。
小さくて見た目もかわいいパンでした♪
朝7時半から営業されていて、売り切れ次第終了とのことです。

さて、伏見稲荷大社・お山めぐりいかがでしたでしょうか?
お山めぐりへ行かれる方は熱中症防止のため水分補給はしっかり摂ってくださいね。
尚、時間帯によっては鳥居などが大変混雑して大渋滞ということもありますので、
所要時間は混み具合や参拝や休憩時間などを含めると大幅に変動しますのでお気をつけください。

それでは伏見稲荷大社・お山めぐりをまとめます。

Q: 行くなら何時頃がおすすめ?
→ お山めぐりされる方は午前7時~8時前からが空いていておすすめです。
(8時過ぎると徐々に人が多くなっていきます)

Q: 押さえておきたいポイントは?
→ 表参道、裏参道どちらも歩いてみてください。
表参道は神聖な雰囲気、裏参道は露天やお店などが集まる賑やかな雰囲気、伏見稲荷大社の2つの雰囲気を楽しめますよ♪

Q: おすすめのポイントは?
→ おもかる石ですね。皆さんもぜひ試してみてください♪