こんにちは。

昨日から春のような温かい陽気に包まれている京都ですが
先日2度目の緊急事態宣言が出され、街中では休業しているお店も目立ち
人出も少なくいつもとどこか違った雰囲気です。

さて、今回は洛中エリア、烏丸御池近くにある六角堂へ。
六角堂は中京区の地下鉄烏丸線「烏丸御池駅」から徒歩約5分ほどの場所にあります。
周辺は京都のオフィス街という都会の中に佇む寺院です。

頂法寺(六角堂)

歴史は古く用明天皇2年(587)に聖徳太子によって創建された由緒ある寺院です。
正式な寺名は頂法寺で、御堂の形が六角形のことから通称「六角堂」や「六角さん」と呼ばれ親しまれています。

●京都の中心

境内には「へそ石」という六角形の石があり、かつては六角通りにあったのを境内の門中に移動したもの。
六角堂が京都の中心といわれていたことから、体の中心の「へそ」になぞらえて「へそ石」と呼ばれるようになったそう。

●縁結びの六角柳

平安時代初期にお妃になる女性を探していた嵯峨天皇の夢枕に六角堂の如意輪観音が現れて
「六角堂の柳の下を見てみなさい」というお告げがあり、見に行ってみると
柳の木の下に美女が立っていて天皇はお妃として迎えたそうです。
その言い伝えから「六角堂の柳に願掛けすると良縁に恵まれる」という噂が広まり
「縁結びの柳」として広く知られるようになったのだとか。
健康面や子宝などにも後利益があるそうです。

境内の西側にはお地蔵さんが並んでいます。

●お地蔵さん

可愛らしいお地蔵さんが並んでいて、マスクと帽子を被っていてとっても可愛い。
その下には沢山の鳩の置き物がありますがおみくじの鳩みくじなんです。

本物の鳩さんもお散歩中(笑
キャベツのようなお花・・・こちらのお花は葉牡丹というそうです。
冬から春に鑑賞できるお花で江戸時代からお正月の花としても使われているとのこと。
寒い冬でも華やかな雰囲気が感じられ素敵ですね。

境内を見渡すと本当に都会のど真ん中にあるのがわかります。
都会の喧騒の中ですが境内は静かで、仕事で疲れた時にふらっと立ち寄ると一息つけそうな落ち着いた雰囲気です。

●十六羅漢

六角堂の十六羅漢は和顔愛語を実践されていてにこにこ顔。
和顔愛語とは、「和顔」は穏やかな顔、「愛語」はやさしい顔という意味で
笑顔で愛情のこもった言葉で話すことだそうです。

●一言願い地蔵

こちらの可愛らしいお地蔵さんは首を傾げられていて、参拝している方の願いを叶えてあげようかと
考えているのだそうです。

●いけばな発祥の地

六角堂は生け花の発祥の地でもあります。
北側に聖徳太子が身を清めたといわれる池の跡(現在の池の中に石でできた井筒)があり、そのほとりに、六角堂最初の住職だった小野妹子が坊舎を構え
朝夕仏前に花を供えたことから「池坊」と呼ばれるようになり、華道池坊のはじまりとのことです。

都会のオアシスという名がぴったり当てはまります。
繁華街の中に白鳥や鯉が泳いでいてなんとも優美な雰囲気。
奥に見えるのが聖徳太子をお祀りしている太子堂です。
写真を撮ろうとすると奥から白鳥がすーっと近寄ってきてくれました。
後から写真を見て気が付きましたが、太子堂の奥にもう一羽白鳥がいるようです(笑)

境内は広くはないですが、見どころが凝縮されている都会の中のお寺さんです。
今は冬なので枯れていますが立派なシダレザクラもあり、春には素敵な桜が見られることと思います。
都会の中でもほっこりできる癒しの空間、六角堂はおすすめのスポットですよ!

それでは、今回はこの辺で。

京都 六角堂

ブログランキングに参加しています。 クリックして応援いただけると嬉しいです。

にほんブログ村 旅行ブログ 京都旅行へ

頂法寺(六角堂)

住所 京都府京都市中京区堂之前町248
拝観時間 6:00-17:00
前の記事京都駅周辺あるき
次の記事京都の穴場スポット~日本唯一の恵方社【神泉苑】
市香 (Ichika)
初めまして、WEBディレクターの市香です。 現在、京都市在住で観光関係の仕事に就いています。 京都街歩きが好きで撮りためてきた写真と京都の情報を まとめて当サイトで発信していきます。 皆さまの観光のお役立ちになれば幸いです。

Comment

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください