10月初めの休日、どこか行こうかと思いついたのが京都市山科区にある勧修寺。
以前から春の桜の時期に行きたいと思っていた寺院です。
この時期は紅葉にはまだ早く、どこへ行くのか迷ってしまう時期なのですが、
紅葉の名所は混雑するので、この時期は静かに観光できるというメリットはありますね。
勧修寺は地下鉄東西線「小野駅」から徒歩5分程で着きます。
白い城壁の様な門が印象的です。
勧修寺(かじゅうじ)
寺名は「かんしゅうじ」「かんじゅじ」などと呼ばれることもあるそうですが、「かじゅうじ」を正式名称だそうです。
ちなみに地域名の勧修寺は「かんしゅうじ」と読むそうです。色々読み方があって間違えそうです(汗
受付で拝観料大人400円を支払うと受付の方から「境内に池があり、鴨や鯉などがいるとのことで餌をご希望の方にお渡ししていますが、いかがですか?」とお勧めされたので、「はい、お願いします!」とお伝えし餌をいただきました。こちらは後ほどご紹介します。
勧修寺の門の外からずっと観光ガイド的な音声が流れているのが気になっていたのですが、
門を入ってすぐ右あたりにアナウンスのボタンがあり、
そちらを押すと勧修寺ガイドの自動音声が比較的大きな音で放送されます。
私が到着したときにはもう流れていましたが、勧修寺の歴史を知るには良いですね!
勧修寺は西暦900年に醍醐天皇が生母、藤原胤子を弔うために創建された歴史ある寺院です。
庭園は「勧修寺氷池園」と呼ばれ、氷室の池を中心に造園されている広大な池泉回遊式庭園で、
一歩境内に足を踏み入れると美しいという印象でした。手入れが行き届いているのがわかります。
こちらの建物は宸殿で、元禄10年(1697年)1月に明生天皇の御殿を下賜されたもので、江戸初期の御所とのこと。
1872年(明治5年)に勧修小学校が開校時には約9年間ここが校舎として使われていたそうですよ。
少し紅葉が色づいていました!
「勧修寺灯篭」という案内がありました。
江戸時代の水戸藩主、水戸黄門(徳川光圀)より寄進された灯篭で、その周辺に生えている低い木はハイビャクシンです。
なんと、樹齢750年も超えているそうです!
肝心の灯篭が上の写真では確認できないので別の角度から↓
灯篭の頭の部分が少しだけ確認できます。(写真右上あたり)
季節外れの紫陽花が咲いていました。
こちらは修行中の空海様。
氷室池の周辺は歩けるようになっているそうですが、
「この先は枯れ枝落下お立ち入りキケンです。行くのはご自由ですた大いに危険」などと書かれてあります。
薄暗くて何だか怖いので、その先へ行くのはパスしておきました…。
さてさて、受付で貰った餌のパンの耳を出してみます。
早速、氷室池に鯉の姿が1匹見えたのでパンを落としてみるも…動きが悪くどうやら天気が良く鯉が日向ぼっこしている様子です。
池の水位は低く他に全然鯉が確認できなくて、さてどうしよう・・・と思ったら鴨がいたので鴨に餌をあげることに。
鴨3羽がやってきましたが、縄張り争いが激しいようで、1羽だけ仲間外れにされているようで
可哀想なのでその1羽になるべくパンを届くように与えました…見た目は可愛い鴨ですが縄張り争いが激しいようです(汗)
観音堂
昭和初期に建てられたものだそうです。
観音堂の近くを歩いていると、桜が咲いていました!
恐らく十月桜かと思いますが、秋に桜を見れるのはちょっと不思議。
桜の写真を撮っていると、目の前の桜にアゲハ蝶が止まりました!
なんとラッキーなタイミング!
アゲハ蝶は幸運を運んで来てくれると聞いたことがあるので嬉しいひとときです♪
氷室池には沢山の睡蓮の葉がびっしりと敷き詰めれていました。
きっと時期には綺麗な睡蓮が見られることと思います。
そろそろ帰ろうと思っている頃に、勧修寺を訪れている方から御朱印をもらう場所について尋ねられたのですが
辺りを見渡してもそれらしき場所が無いので、来た時に撮っていた案内板の写真を見ると少し離れにあるようなのでその写真でご案内。
私も帰り際に寄ってみることにしました。
「ご朱印納経所は」という矢印の方へと進みます。
佛光院
こちらが御朱印納経所。御朱印は勧修寺ではなく少し離れた佛光院でもらえるので、
御朱印集めをされていらっしゃる方はこちらで貰えるそうですよ。
勧修寺ですが、10月なのに桜、紫陽花と季節外れの植物から、これから見られる紅葉も少し色づき始めていて
とても素敵な庭園鑑賞ができました。
勧修寺は紅葉スポットでもあるので、秋の行楽にお勧めの寺院です!
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勧修寺
アクセス:地下鉄東西線「小野駅」より徒歩約5分
住所:京都市山科区勧修寺仁王堂町27−6