こんにちは!
皆様いかがお過ごしでしょうか?
気が付けば京都の桜シーズンも終わりましたが、新緑の行楽シーズンがはじまりましたね!
今回は行楽シーズンにもぴったりの長岡京めぐりをご紹介します!
実は桜が咲き始めの頃に行ったのですが、桜の繁忙期でなかなか更新ができず、時季外れの更新になります(汗)
長岡京は今から1200年ほど前、延暦3年に桓武天皇の命により、奈良の平城京より遷都されたという歴史がある地域で、その10年後の延暦13年には
平安京に遷都されていて、その理由も天災など色々あったようです。
さて、長岡京市へのアクセスですが、まず先に向かったのが善峯寺ということもあって、阪急電鉄で京都河原町駅から東向日駅へ向かいました。
東向日駅で阪急バス66番に乗り換えます。
バスは地元の方がほとんどで、善峯寺へ向かう人は私を含め数人だけでした。
東向日駅から吉峰寺へのバス時刻表へのリンクです。
善峯寺は1番のりばから出ています。
リンク先:阪急バス
バスの車窓からは自然が豊富な長岡京の風景を見ながら、お出かけ気分を満喫!
到着すると山の中にバス停があり、そこから善峯寺までは歩いて向かいます。
善峯寺は山の上にあるようで、坂をしばらく歩き進めます。
坂の途中で見晴らしの良い場所から、長岡京市が見えてとっても爽快です!
山の上には駐車場があり、自家用車や貸し切りタクシーでお越しの方もいらっしゃいました。
善峯寺
善峯寺は長元2年(1029年)に源算上人が開山したのがはじまりという歴史ある寺院で、山門にも歴史を感じます。
拝観料は「大人500円、高校生300円、小中学生200円」で山門の受付でお支払いします。
人が少なくとても静かな境内です。
階段を上がると、1692年に建立された観音堂(本堂)があります。
本堂を向かって右にある階段には【日本一の松(天然記念物)】という看板があり、気になって行ってみることに!
「日本一の松どこにあるんだろう??」と、何度も同じところをウロウロしていましたが、
なんと!ウロウロしていたところに支柱に支えられた長い長い松が!! 樹齢600年の五葉松で、現在全長37メートルもの長さがあるそうです。
ふわふわとした鮮やかな緑色の見た目です。松の木がこれだけ長く枝が伸びるというのにはびっくりです。
下の写真は経堂の隣にある桜の木で、「桂昌院しだれ桜(樹齢300年)」がありました。
残念ながら、桜の開花よりも少し早い時期に拝観したため、今回は愛でることはできませんでしたが、
今後機会があれば桜の時期に伺ってみようと思います。
周りの山並みや、市街を見渡せる見晴らしがとっても爽快でした!
境内の山の上の方にあるのが薬師堂です。階段を上がった先にあります。
薬師堂
1701年に建立された薬師堂ですが、将軍、徳川綱吉の母、桂昌院が将軍の生母と出世された由緒により、開運出世の御利益を授ける「出世薬師如来」として信仰されているそうです。
ここまで、受付でいただいた境内の案内パンフレット通りに拝観を進めていたはずが、途中でまだ見ていない場所があることに気が付き、
逆戻りしながら進むことに(笑
下の写真の開けた場所は「白山桜あじさい苑」で春はしだれ桜、夏はアジサイが見れるそうですよ!時期になれば見に来たいですね~。
こちらの「幸福地蔵」こと、幸せをまねくお地蔵さん。
経堂
こちらの経堂には傅大士(ふだいし)中国南北朝時代の僧を奉安されており、現在は、祈願成就の絵馬奉納所で多くの絵馬が奉納されていました。
善峯寺をぐるっと一周して、最後に鐘楼堂へ。
冥加料100円以上で鐘を撞くことができます。山の上で自分で鐘を撞くという特別な体験もできるのが嬉しいですね。
善峯寺からの帰りのバスは1時間に1本なので、時間に間に合うように最後は少し急ぎ足に。
吉峰寺は、急ぎ足で一周回ると恐らく、30分くらいかと思います。今回は写真を撮りながらでしたので、1時間くらいの滞在時間でした。
下記は吉峰寺からのバスの時刻表です。
リンク先:阪急バス
次は、バスで東向日駅へ戻り、阪急電車(阪急電鉄)で長岡天満宮へと向かいます。
東向日駅から2個目の駅が長岡天満宮駅ですので、あっという間に到着。
駅から長岡天満宮までは徒歩約8分ほど。正面大鳥居がお出迎え。
長岡天満宮
長岡天満宮といえば、キリシマツツジで有名で、上の写真の通路の左右に植えられているのが、キリシマツツジ。
時期になると、とっても美しいそうですよ!
今年は見ごろが終了したばかりのようですが、いつか訪れてみようと思います。
こちらは、八条ヶ池で、八条宮智忠親王によって寛永15年(1638)に築造されたものだそうです。
なんとなく池を眺めていたら、沢山の鯉が餌を貰えると勘違いして寄ってきました(笑
長岡天満宮は学問の神様、菅原道真公をご祭神として、まつられています。
早速、参拝へ。
人が少なくとっても静かです。 桃が咲いていました~。
北野天満宮の牛の像は撫でるとご利益があると有名ですが、こちらは古い牛の像でもろくなっていて、触るのは禁止されています。
眺めているだけでもご利益をしっかりと感じられる歴史を感じる牛さんでした。
大分歩き疲れてきた頃でしたが、まだエネルギーが残っていたので、次の目的地【乙訓寺】へ。
乙訓寺
乙訓寺は京都最古とされる広隆寺(603年創建)と同年代に創建され、推古天皇の勅願で聖徳太子が開いたといわれています。
延暦3年(784年)に、桓武天皇が乙訓の地に遷都したときに、乙訓寺を大増築した記録が残っているいるそうです。
長岡京遷都後の延暦4年(785年)に建都の長官、藤原種継が暗殺され、その暗殺団とみられた一味と交流のあった、早良親王(桓武天皇の実弟)が幽閉された場所です。早良親王は身の潔白を訴え、断食しますが、10余日後に淡路島へ流罪になり、道中で絶命していまいます。遺骸はそのまま淡路に葬られたそうです。その後、天皇の周りで天変地異や不幸が相次ぎ、早良親王のたたりと恐れた天皇がわずか10年で長岡京から平安京に遷都したという歴史がある場所です。
そういった歴史を知って立ち寄ったので、どんな雰囲気なのかと気になっていましたが、とっても静かな寺院でした。
乙訓寺は拝観無料ですが、毎年ちょうど今の時期(4月下旬)になると、約30品種2,000株の牡丹の花が見頃を迎えるそうですよ!
その期間は拝観料が必要のようです。
乙訓寺は弘法大師にゆかりがある寺院として知られています。
比叡山の延暦寺を創建した最澄と弘法大師が初めて出会った場所とのことです。
乙訓寺を後にし、そろそろ疲れが出て来て帰ろうかと迷っていたのですが、光明寺が近くにあることに気が付き、
まだ訪れていない場所だったので、近くまで来たので、寄ってみることに。
道中、菜の花が満開でとっても美しかったです~。
光明寺は秋になると紅葉の名所として有名な場所です。
光明寺
桜の前の時期でしたので、まだまだ新緑もこれからって頃でしたので、人が数名いらっしゃるだけで、本当に静かでした。
御影堂前の像は、法然上人の像です。
光明寺の由緒は、法然上人の弟子、熊谷蓮生法師によって、京都府長岡京市西山のふもと粟生広谷に念仏三昧堂を建立し、
法然から「念仏三昧院」の寺号をいただいたのが、はじまりと言われているそうです。
流石に歩き疲れて遅めのランチを取ることに!
行く前から下調べしていた、京都ではお菓子のおかき製造メーカーで有名な小倉山荘の本店にレストランがあるということで、光明寺から歩いて20分程度の
小倉山荘本店に向かいます。
ランチの終了の時間も近づいていましたが、
筍ご飯もあって、どちらにしようか悩みましたが、残4食となっていた蒸し寿司にすることに!
蒸し寿司
こちらの蒸し寿司単品で、1,485円でした。デザート/ドリンク付きは1,870円であるそうです。
運ばれてきて思ったのが、色とりどりで楽しませてくれる見た目でした~。
ご飯がアツアツで、軽くおこげもついていて、大きな具が乗っていて、椎茸も肉厚、とっても美味しかったです!
付いていた小鉢も薄味でどれもお上品な味付けで大満足なランチになりました!
美味しそうなデザートも気になりましたが、それは次回の楽しみにしようと思います♪
レストラン横にはお菓子売り場が併設されているので、お菓子を買って帰ることもできますよ!
食事も終わり、駅へと戻る途中に向日神社があったので、折角なので寄り道して帰ることに!
日も暮れかけていたので、他に誰もいなくとても静かでした。
向日神社
向日神社は明神(みょうじん)さんという名で親しまれている、養老2年(西暦718年)創建の古社で、春には桜が美しい見られるそうですよ!
向日神社を後にし、流石に歩き疲れクタクタになり、駅へ直行しました。
お出かけをしばらくしていなかったので、一日で行けるところまで行って、思いっきり楽しもうと思い、無我夢中で歩きまわりました~。
友人にこんな話をすると、一日でそんなに歩くの⁈って驚かれるのですが、
貴重な休みは充実した日にしたいって思うと、このぐらい歩き回ってしまいます(笑
長岡京は阪急電車(電鉄)で一本で行ける距離ですので、京都市内の観光を行きつくした方で、ちょっと遠出をしたい方にはおすすめの散策コースですよ!
話は変わりますが、今日からゴールデンウィークに入りましたね!
昨日は連休前の嵐山へ行きましたが、驚くほどの混雑ぶりでした。
バスは満員すぎて乗るのを躊躇していまい、電車に乗って帰ってきましたが激混み具合でした。
こちらの話題はまた改めてブログでご紹介したいと思います。
それでは、素敵な休日をお過ごしください。
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