洛中コース

下鴨神社・鴨川・京都御所・二条城・錦市場を巡るおすすめ観光コース

洛中エリア おすすめコース

洛中エリアは、南は東寺、北は下鴨神社あたりまでが洛中と呼ばれています。

今回は、王座鎮守の神として古くから伝統的な行事を数多く伝えている下鴨神社、
京都市民の憩いの場として愛される鴨川、かつて天皇のお住まいがあった
京都御所・京都御苑、徳川家康が造った二条城、ラストは京都の台所ともいわれている錦市場をご案内します!

まず、ルートですが京都駅を出発地として、初めに下鴨神社まで直行します。

行き方ですが、乗り換えなしで行ける方法としては、バスの205(四条河原町行き)、17、4番に乗車します。

【乗り換え無しの方法:バス】
京都駅前バス乗り場
    ↓
205( 四条河原町・北大路バスターミナル行き)
4(四条河原町・上賀茂神社行き)
    ↓
上の2つのバスは下鴨神社前で下車

17(四条河原町・銀閣寺行き)
    ↓
17 出町柳駅前下車

【乗り換え1回ありの方法:電車】

   京都駅
    ↓
JR奈良線 奈良又は城陽行きに乗車
    ↓
JR奈良線 東福寺駅 下車
    ↓
京阪電車 出町柳方面に乗り換え最終の出町柳駅下車

それでは、下鴨神社へ出発しましょう!

正式には賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)、通称が下鴨神社(しもがもじんじゃ)で、
一般的には、下鴨神社という呼び方で親しまれています。
由来は鴨川の下流に祀られているということからきているそうです。

下鴨神社の境内には53頭の社殿があり、重要文化財を持ち、
ユネスコ世界遺産「古都京都の文化財」の一つとして登録されている由緒正しき神社です。
京都の中で一番古い神社といわれています。

鴨川と高野川が合流している三角州のところに下鴨神社があります。

下鴨神社へ続く参道を歩きます。

この日は晴れた午前中でしたが深い緑に包まれ、神聖な雰囲気が漂っていました。

森の名は糺の森(ただすのもり)と呼ばれ、参道を囲む約12万4千㎡の広大な森林地帯。

平安時代から様々な神事が行われてきた場所というだけに、神秘的な雰囲気です。

河合神社

少し歩いた先に、女性におすすめな河合神社(かわいじんじゃ)があります。
美人になる願いを叶えてくれる、美麗祈願の神社!

その由来は、神武天皇の母、玉依姫命を祀っており、
玉依姫命が玉の様に美しかったことから、美麗の神として信仰しているそうです。

また、こちらの河合神社は日本の三大随筆のひとつ
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」という文で知られる方丈記の作者、鴨 長明と
ゆかりの深い神社なんですよ。

鴨 長明は河合神社の神職の子として生まれ、この河合社(ただすのやしろ)の禰宜(ねぎ)の職に欠員がでたことから
長明は就任を望んでいたが、希望が叶わず、その後転々と閑居生活をした後に方丈記を書いたとのことです。

美の神様を祀っている神社らしく、そのたたずまいにも凛とした美しさを感じますね~。

こちらが鏡絵馬です!

ご自身で使用されている化粧品でメイクをして、裏面に願いを書くのですが
「絵馬に願いをたくすことによって外見だけでなく、内面も美しく」という素敵な絵馬なんです!

ぜひ、女性の皆さまも下鴨神社へ来た際にはいかがでしょうか♪
鏡絵馬をする場合は、メイク道具もお忘れなく!
気合をいれて描いてると時間を忘れちゃいそうですね(笑)

たくさんの方々の鏡絵馬が置いてありました。

また、河合神社ではかりん美人水というのもあって、こちらも女性に大人気でした。
私も飲みましたが、優しい味で美味しかったです♪
写真に撮りたかったのですが、この日はとっても暑くて喉が渇いていて、
あっという間に飲み干してしまい写真に撮るのを忘れていました・・・
というわけで、かりん美人水は皆さまが河合神社へ行かれた際のお楽しみにしてください(汗)

下鴨神社へ到着!

賀茂御祖神社(下鴨神社)

京都で一番古い神社とのことですが、とても神聖な空気が漂っていました。

まずはこちらでお清めをします。

境内を流れる御手洗川(みたらしがわ)ですが、みたらし団子の由来となっているのが、
下鴨神社の近くにある加茂みたらし茶屋とというお店といわれ、
下鴨神社の境内の御手洗池の底から水泡が浮き上がってきていたそうで、そこから由来しているそうです。

こちらが下賀茂神社の楼門。

とても威厳のあるたたずまいです。

楼門を通り、左端から撮影したのが下の写真です。

楼門をくぐった後に見る境内。

もう一つ中門を通ると、(ことしゃ)という場所があり、干支の社が祀られているんです。

干支の守護神とのことで、ご自身の干支の神様に参拝すると良いそうです。

京都最古の下鴨神社で、身も心もお清めできた気がしました♪

また、下鴨神社では年間を通して様々な神事や祭典をされていて、
京都の三大祭りで有名な葵祭も下鴨神社と上賀茂神社で行われています。

さて、下鴨神社でちょっと歩いたので、鴨川へ行って休憩とします。

帰りは参道の隣に馬場という道があり、ここは葵祭の前儀として流鏑馬神事が行われる場所なんですよ。

鴨川へ戻る前にちょっと甘いものでも買いに行ってみましょう♪
甘いもの好きなんですよね~(笑)

ここ出町柳の近くに有名な出町ふたばさんという和菓子屋さんがあるんですが
豆餅が有名で、いつもすごい行列なんです。

やはり・・・すごい行列でした(汗)

タイミングが良ければたまに、それほど並んでないときもあるんですけどね~。

さすがに、この日は並びませんでしたが、空いていた日に買った写真があるので貼りますね。

左側が出町ふたばさんの名物の名代 豆餅
中はこし餡で、一般的なお餅に比べて塩味がかなり効いている感じでした。
甘すぎずあっさりしているので、一度に2個あっという間に食べれちゃいました(笑)
お餅はもっちもちで、豆はふっくらと大きく程よい塩気と歯ごたえもあり美味しかったです♪
桜餅も買いましたが、桜餅はもち米の粒感とやはり塩味が効いていてこちらも美味しかったです!

この日は、出町ふたばさんのお餅は食べませんでしたが、実は出町ふたばさんの目と鼻の先に
もうひとつ和菓子屋さんがあるんです!

お店の名前はおた福屋さん

出町枡形商店街の少し中へ入ったところの右側にあります。
今回はおた福屋さんの豆餅とお団子を買い鴨川へ持っていって食べました♪

豆餅は、それほど塩味は強くなく甘さも甘すぎず、もっちもちでとっても美味しかったです!
お団子もこし餡がたっぷりついていて、こちらも美味!

時々買うんですけど、昔ながらの美味しい和菓子という感じです。
並ばずすぐに買えるし、おすすめです♪

鴨川

のんびりと鴨川でお気に入りの場所をみつけてお餅をほおばりました♪

鴨川は春の桜の時期とっても美しいんですよ~。

さて、次は京都御所・京都御苑へ向かいましょう!

中は砂利なので、歩きやすい靴がおすすめですよ。
京都御所は出町柳のあたりからだと徒歩で10分くらいで着きます。

京都御苑・京都御所

京都御苑は、南北1300m、東西700mの敷地があり、かつて天皇のお住まいがあった場所です。
明治時代、東京遷都まで皇居だった禁裏御所や仙洞御所、大宮御所などがあります。
東京遷都後に御所を除いた場所を公園として整備され、京都の人々から親しまれています。

また、京都御苑は桜の名所でもあり春には素晴らしい桜を見ることもできるんですよ♪

春の桜の写真がこちら。

ちなみに、京都御苑と京都御所の違いですが、
京都御所は天皇が移住し儀式や公務を執り行った場所で、京都御苑は京都御所の周囲の地区のことです、
観光ガイド本や、地元京都の人との会話では京都御所と京都御苑を区別せず京都御所と呼ぶことが多いです。
こちらのサイトでもまとめて京都御所と書くことがありますが、こちらの記事内では公園部分と御所の部分と区別して書きます。

京都御苑の中心部に京都御所がありますが、
これまでは宮内庁での参観申請が必要でしたが、2016年夏からは通年公開され申し込み無しで参観できますよ。

都会の中に広大な敷地の自然があって、多くの人が訪れ思い思いの過ごし方で楽しまれていました。
皆さまもお気に入りの場所を見つけて、ゆっくりと京都御苑を楽しんでくださいね♪

では、京都御所を参観してみましょう。
入り口では手荷物の検査が必要で、スーツケースなどの大型の荷物は持ち込みできません。

京都御所は、南北約450m、東西約250mの方形で、面積が約11万㎡で、宮内庁が管理されています。

御所の中の御池庭は水面に橋や木々が反射して芸術作品のようです。

それでは、御所を出て次の目的地へと向かおうと思うのですが、次の目的地は二条城。
京都御所の境御門から、二条城へは徒歩で約20~25分ほどです。

京都御所の南側の御所南エリアには、老舗のお店や飲食店など素敵なお店が多く
通りをゆっくり歩いて二条城へ行くのもおすすめですよ♪

もしお食事などをしてから二条城へ行かれる場合は、二条城の受付終了時間が16時までのため
時間は調整してくださいね。

元離宮二条城

二条城は江戸時代に造営された日本のお城です。
正式名称は元離宮二条城(もとりきゅうにじょうじょう)と呼びます。
京都で唯一、神社仏閣以外で世界遺産で、徳川家康が京の宿として建設した平城です。

また、こちらの二条城は桜の時期の夜にライトアップするんですよ!

夜桜の観賞は昼間の桜とはまた一味違った雰囲気があり、おすすめですよ♪
京都では、桜の期間中他にも東寺、清水寺など様々な場所でライトアップなど開催されますので
皆さまもタイミングが合えば一度見に来てはいかがでしょうか♪

さて次は、錦市場へ行ってみます。
錦市場は京の台所とも呼ばれ、約400mのほどのアーケードの中に130店舗のお店が軒を連ねています。
京都ならではの食材を扱う老舗や、食べ歩きのできるお店などもあり
日々京都市民や、観光客で賑わう人気のエリアなんです。

お土産探しも楽しいですよ!

私が気に入って買いに行くお店が、おちゃのこさいさいという七味唐辛子を販売している専門店です。

店舗は錦市場以外にも清水寺近くの産寧坂本店、嵐山店、京都タワーサンド店(京都タワー内)があります。

左が七味唐辛子の舞妓はんひぃひぃで右が京の黒七味です。

ちなみに、こちらの缶の舞妓はんひぃひぃは10gで650円(税別)、黒七味は10gで600円(税別)でした。
容器などある方は、詰め替え用も売っていますよ。

こちらの舞妓はんひぃひぃは普通の七味唐辛子と比べて辛みが効いているんです。
山椒が入っていて、普通の七味とは一味違った味わい。
名前の通り、沢山入れるとひぃひぃと口の中が熱くなっちゃいますが、
お鍋などにひとかけして食べると、料理を引き立たせてくれるのでとってもお気に入りなんです。

黒七味は皆さん試したことありますか?
山椒が入っていて、独特の風味が食欲をかきたててくれるそんなお味です。
いつも食べているお煎餅にひとかけして食べたり、おうどんや納豆など、いろんな日本の食べ物に合う調味料です。
ぜひ京都へ来たら試してみてくださいね♪
あまり辛くないので、お土産にもおすすめですよ。

さて、錦市場へ来ましたが、この辺りはとても賑やかな場所なんですよ。
錦市場と寺町商店街というアーケード街が接続していたり、四条通には高島屋などの百貨店など。
そのまま東へ進むと八坂神社までの道にも多くの京都らしい店舗が軒を連ね、
舞妓さんが歩いている祇園の花見小路なども。
京都らしい町の風景を見て歩くの楽しいですよ♪

下鴨神社、京都御所・京都御所、二条城、錦市場の洛中コースはいかがでしたでしょうか?

まだまだ遊び足りない!って方はお好みの場所へ行かれて楽しい京都のひと時をお過ごしくださいね♪

それでは今回の洛中コースのまとめです。

Q:京都駅から下鴨神社へのおすすめの行き方は?
→乗り換え無しならバスがおすすめ。 所要時間は約30分~40分

Q: 穴場的なおすすめスポットは?
→女性には美麗の神様を祀る河合神社がおすすめ!

Q: お土産を探すならどこがいい?
→京の台所とも呼ばれる錦市場がおすすめです。京料理の食材が集まっていますよ!