こんにちは。
節分が近いですね。
一般的には節分は2月3日頃ですが、
今年は2月2日が節分とのことで2日になるのは明治30年(1897)2月2日以来124年振りだそうですね。
ちなみに節分とは各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日で、季節を分けるという意味があります。
1984年までは4年に1度の閏年(うるう年)に2月4日で、1985年から2020年までは2月3日でしたが、
2021年からは閏年の翌年に2月2日になるそうです。
その節分と関連している今回訪れた場所が神泉苑です。
神泉苑
神泉苑とは
神泉苑は洛中エリアの二条城の南方にある寺院で平安京大内裏に接して造営された禁苑(天皇のための庭園)です。
平安時代に編纂された歴史書「日本紀略」の記事によると神泉苑は天皇や廷臣の宴遊の場として使われていたと書かれ
嵯峨天皇はかつて神泉苑で「花宴の節」(お花見)を催されていたそうです。
また、どんな日照りの年にも涸れることのない神泉苑の池には竜神(善女竜王)が住むといわれています。
それほど境内は広くはないですが、一歩中に足を踏み入れると池には鴨をはじめ、
アオサギやアヒルなどの鳥がいたり、池には鯉や亀がいて癒しの空間が。
お子様連れで行くにもおすすめのスポットです。
こちらは善女龍王をお祀りしている善女龍王社です。
善女龍王社
祇園祭の発祥の地~神泉苑
神泉苑は日本の三大祭り「祇園祭」の発祥の地でもあるんです。
平安時代に京の都では鴨川が氾濫し疫病が流行り、神泉苑で初の御霊会(疫神や死者の怨霊などを鎮めなだめるために行う祭)を行い
当時の国の数66ヶ国にちなんで66本の矛を立て、祇園の神を祀り、さらに神輿を送って、災厄の除去を祈ったことから祇園祭のはじまりといわれています。
朱塗りの橋は法成橋という名で、願い事を一つだけ念じながら渡り、善女龍王社に参詣すると 願い事が叶うと言われているそうですよ。
さて、文頭でお伝えした節分にちなんだ場所ですが、善女龍王社の向かい側にあります。
恵方社 歳徳神
恵方社とは
神泉苑にある恵方社、歳徳神ですが、日本で唯一とのことで、
恵方(その年の幸運の方角)におられる歳徳神(としとくじん)を 礼拝する社です。
毎年大晦日の晩に翌年の幸運の方向へ祠の正面が向けられる回転する社なんです。
恵方社は一年の幸運や金運アップのご利益があるそう。
神泉苑は源義経と静御前の出会いの場所でもあり、縁結びのご利益もあるそう。
歴史が深く、京都の穴場的スポットの神泉苑は静かで見どころ盛りだくさんのおすすめのスポットです。
それでは、今回はこの辺で。
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