こんにちは。

先日、京都の東山エリアのシンボル的存在の八坂の塔(正式名称:法観寺)に行ってきました。
まだ紅葉時期の真っ只中ということもあって、午前中ですが周辺の二年坂・三年坂は多くの人で凄い賑わいでした。
多くの人達がカメラを片手に八坂の塔を遠目から撮影されていて大人気の様子。
現在はコロナ禍で海外からの観光客がほぼいない状態ですが、八坂の塔は外国人にも有名で大人気なんですよね。

八坂の塔は過去に何度も訪れてはいましたが、拝観をしたことがありませんでした。
今回は近くへ行く用事があり、八坂の塔の前を通り過ぎると門が開いていて足が止まりました。
過去に来た時も門が開いていたのかは覚えていませんが、気になって拝観することに。

拝観料は1人400円で、拝観時間は午前10時~午後3時
Wikipediaの情報によると不定休で、拝観時間は天候や寺院関係者の都合により早くに閉門されることがあるそうで、
今回私は偶然タイミングが合ったということですね。

不思議だったのは、門の外には沢山の人の行き来があるにも関わらず、法観寺を拝観する人は私以外に1名(外国の方)だけでした。
外から八坂の塔を撮影をする人は多いですが、拝観する人がほぼいなく境内は大変静か。

境内は広くはなく、真ん中に五重塔が建っています。

八坂の塔の正式名称は法観寺(ほうかんじ)といいます。
寺伝によると創建は592年(崇峻天皇5年)に聖徳太子が如意輪観音の夢告により五重塔を建てたといわれ、仏舎利を三粒収めて法観寺と号したそう。
五重塔は何度か焼失していて、現在の塔は1440年に将軍足利義教の援助により再建されたものだそうです。
現在、重要文化財に指定されています。

それでは、中に入ってみましょう!
五重塔の中正面には仏様がいらっしゃいました。

入口の前の拝観についての看板には「内陣二層目まで拝観できます」と書いてありましたので、
上れることは分かっていましたが、中は狭く暗く、気楽に上がれるような雰囲気でもなさそうなので
お寺の人に聞いたところ、上がって大丈夫とのことでした。

塔内部は一方通行で入って右奥にある階段から上ります。
いざ上がります!

ドキドキ・・・

木造の作りで、階段の幅は大変狭く、手すりは鉄パイプでできており歩くとミシミシと音がします。
階段の傾斜が急ななので途中で写真を撮ることもできず、とりあえず上へと上がります。

着いた!

真っ暗。本当に下の写真の見たままの感じです。窓から少し紅葉が映ります(笑)

天井は低く中も真っ暗なので、とてもゆっくり拝観ができるような感じではなく、
私一人なのでちょっと怖くなってそそくさと降りることに(笑)
降りるときは来た時と別の階段を使うので、反対側へ歩いて行きますが、
歩くと床がギシギシと大きめの音が鳴るので少々心配に・・・
とはいっても、築数百年の歴史ある建物なので、床が抜けるということはそうそうないでしょうけど(汗

降りるときはこの階段を使います。
中が暗すぎて、本来はもっと暗く分かりづらいため写真を明るく加工しています。

降りるときの階段も急勾配です。
大きなカメラを持っていたのですが、危ないので一旦バッグにしまいました。
しっかり手すりを握ってゆっくり下へ降ります。

下の写真は塔の中心です。
塔の中心の心柱は礎石から塔の最上部まで達し、この一本の柱で塔全体の均衡を保っているそうです。
地震大国の日本の技術高さは古来から凄いものだったのだと体感できました。

というわけで、降りてきました。

下は降りてきた階段です。

以前、兵庫県の姫路城を上がったことがあり、階段は狭く急勾配で内部はスリッパでの拝観になり滑りやすく
凄い人の多さで、ゆっくり自分のペースで上がり降りできないという大変だった体験から次回は上るのはやめておこうと思ったものですが、
今回の八坂の塔は人はいなく、2層目まででそこまで大変という感じではなかったですが
次は外から眺めておくだけにしておきます(笑)

ご年配の方や足がご不自由な方には塔に上がるのは正直おすすめはできないです。

なかなかハードでしたが、重要文化財の歴史ある建物八坂の塔を上がるという経験は大変貴重な良い体験になりました。

体力に自信があり、エクササイズが好きな方は試してみても良いかもしれません。
インパクトのある体験で思い出に残るんじゃないかなと思います。
階段を上る際はくれぐれもお怪我をされないようお気をつけくださいね!

それでは、良い週末をお過ごしください。

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市香 (Ichika)
初めまして、WEBディレクターの市香です。 現在、京都市在住で観光関係の仕事に就いています。 京都街歩きが好きで撮りためてきた写真と京都の情報を まとめて当サイトで発信していきます。 皆さまの観光のお役立ちになれば幸いです。

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