秋も深まり、最近は全国各地で紅葉が進んでいるようですね。
こちら京都も紅葉が進み、休みの度にお散歩がてら紅葉狩りを楽しんでいる今日この頃です。
私の仕事柄、京都では春は桜、秋は紅葉と現在は繁忙期ということもあり毎日仕事が多忙なため疲れ気味なのですが、
重い腰を上げ散歩し始めると案外体が軽く感じるものです。
やはり外の綺麗な景色を見ながら歩くからでしょうか、心身ともにスッキリとリフレッシュできます。
散歩も度を超すと更に疲れてしまうので、ほどほどな距離をゆる~く楽しんでいます。
疲れた時こそ、ゆる~いお散歩おすすめですよ!

前置きが長くなりましたが、今回は京都の穴場的紅葉スポットをご案内します。

 


くろ谷 金戒光明寺

くろ谷 金戒光明寺(くろだに こんかいこうみょうじ)は京都市左京区にあり、くろ谷さんと呼ばれ親しまれているお寺です。
知恩院と並ぶ格式高い浄土宗の七大本山の一つです。

はじまりは承安5年(1175年)、「法然上人が43歳の時、山頂の石の上でお念仏をされた際に、紫雲全山に光明があたりを照らしたことから
この地に草庵をむすばれた」といわれています。

2020年11月9日撮影

立派な山門が見えてまいりました。
清々しい秋晴れで、人も少なくとても静かで鳥のさえずりも心地良かったです。
他の紅葉スポットと比べるとアクセスが良くないということもあるのかもしれませんが、落ち着いた雰囲気で紅葉狩りをできるスポットです。

2020年11月9日撮影

紅葉は夕方はまた違った一面を見せてくれますが、私は午前中の朝日に照らされた紅葉を見るのも好きですね。

午前中の早い時間帯の方が人も少ないのでお気に入りのポイントです。

2020年11月9日撮影

木々の間からこぼれる朝日がとても美しく幻想的でした。
深紅に染まる紅葉まではもう少し先と思いますが、緑、黄色、赤と3色の色合いの若い紅葉も素敵ですよ。

2020年11月9日撮影

それでは次のスポットへ移動します。

次の目的地、真正極楽寺 (真如堂)は紅葉で有名なスポットですが、こちらのくろ谷さんから歩いて5分程度の場所にありますので、
セットで行かれるのがおすすめです。

 


真正極楽寺 (真如堂)

真正極楽寺(しんしょうごくらくじ)は通称 真如堂と呼ばれています。
永観2年(984年)延暦寺の僧である戒算が、延暦寺常行堂の本尊である阿弥陀如来を神楽岡東の東三条院詮子(一条天皇生母)の離宮に安置したのが始まりといわれています。本堂は度々焼失されてしまい、現在の本堂は享保2年(1717年)再建されたものだそうです。

境内へ一歩足を踏み入れるとそこは色とりどりの美しい紅葉がお出迎え!
若い紅葉が本当に鮮やかでした。

2020年11月9日撮影

こちらもやはり、アクセスが良くないためか人が少なく静かで神聖な雰囲気が漂っていました。
三重塔は文化14年(1817年)に再建されたものだそうです。

紅葉と三重塔の合間からこぼれる朝日が大変美しかったです。
午前中しか見れない素敵な景色を楽しめる、早起きは三文の徳ですね。

2020年11月9日撮影

それでは、早速境内を歩いてみます。

境内にある手水舎にはお花が飾られてあり可愛らしかったです。
インスタ映えの写真を撮るにはおすすめのスポットですよ!

2020年11月9日撮影

こちらが本殿で、お経が響き渡っていました。

真如堂ですが、陰陽師で有名の安倍晴明の蘇生伝説があることでも知られています。
「真如堂縁起」にて記されてる内容によると、不慮の死に遭った安倍晴明が閻魔大王に引き出されたときに、
安倍晴明の念持仏の不動明王(自邸にまつっていた仏像といわれている)がその場に飛来してきて命乞いをし、
その後閻魔大王が「五行之印(決定往生の秘印)」を授け、安倍晴明は息を吹き返しその後85歳まで長生きされたとのこと。
そのときの念持仏の不動明王は真如堂御本尊の脇侍としてお祀りされているそうですよ。
先日、安倍晴明のゆかりの地である晴明神社へ行ってきたところでしたので、とても興味を持ちました。

2020年11月9日撮影

本堂の裏はまだ紅葉はあまり色づいていませんでしたが、
苔と紅葉が美しく、きっと春には青モミジが美しいことと思います。

2020年11月9日撮影

境内を歩いていると何やら雲行きが怪しくなってきました。すぐに晴れるだろうと少し待つことにしましたが真っ暗になってきました(汗

少し待てばまた晴れるかなと待っていると、ますます真っ暗になってきたので雨を警戒してこちらを後にすることにしました。
それにしても、紅葉は曇りと晴れとでは全然印象が違いますね。
紅葉の素敵な写真を撮るには晴れている日が断然おすすめです!

2020年11月9日撮影

真如堂の門を後にし、まっすぐ正面に神社らしき鳥居が見えたのでそちらから帰ることにしました。

下の写真では小さくて分かりづらいですが、真如堂の門の真正面の奥に白い鳥居が見えます。

2020年11月9日撮影

宗忠神社(むねただじんじゃ)

白い鳥居を目指しついた先には宗忠神社(むねただじんじゃ)という神社がありました。

今回は行く目的ではなく、偶然見えたので来たのですが階段に落ち葉が敷き詰められており秋らしい素敵な景観でした。
せっかくなので階段を上がってみることに。

2020年11月9日撮影

階段を上っていると、先ほどまでの真っ暗な曇り空が嘘のように陽が差してきました。
階段の下を見渡すと、とても素敵な紅葉風景に!
人は私のほかに、地元の人が少しいらっしゃるぐらいで、本当に静かでした。
隠れた穴場的紅葉スポットじゃないかなと思います。

2020年11月9日撮影

現在は若紅葉ですが、この後紅葉が進んだらもっと鮮やかになるかと思います。
敷き紅葉では山科にある毘沙門堂が有名ですが、有名すぎて大変人が多く美しい写真を撮るのは難しいかと思いますが
こちらでしたら、ゆっくりと落ち着いて写真を撮れますよ!写真家の方におすすめです。

2020年11月9日撮影

その後少しして、また陽が陰ってしまいましたが、沢山素敵な紅葉を見ることができたので充実の一日でした。
雨に当たらずにすみましたが、家に着いたとたんに天気雨が降り出しました。

また次のお散歩はどこへ行こうか考え中です。

最近は日に日に寒くなっていますので、どうぞご自愛くださいませ。

 

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市香 (Ichika)
初めまして、WEBディレクターの市香です。 現在、京都市在住で観光関係の仕事に就いています。 京都街歩きが好きで撮りためてきた写真と京都の情報を まとめて当サイトで発信していきます。 皆さまの観光のお役立ちになれば幸いです。

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